年に何度か

年に何度か書くブログ。昔は日記だった。

リターナー/★★★★☆

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たいして期待してなかったんですが、コレ、凄く面白いです。金城武の訛りも大して気にならなくなるくらい。確かにCGの技術的な面ではハリウッド映画とかに比べて見劣りするんですが、純粋に楽しい。やっぱりタイムパラドックスとか考えると「ん?なんで?」となるシーンもありますが、そんな事は放って置いていいです。エンターテイメント系の邦画では最高峰でしょ。面白さの種類としてはラピュタに近いと思うので、好きな人には文句なしオススメ。そうじゃなくてもオススメ。


岸谷吾郎のイカれた悪役っぷりもハマってます。特に死に様は特筆に価しますよ。あの死に方ってなんか元ネタがあるんでしょうか?「スゲー」って思いました。でも、穴に空が透けたりしたらもっと良かったのにと思った。


抵抗がある部分を挙げると、鈴木杏演ずるリミの男の子喋りはちょっとアレかもですが、好きな人は好きかもしれない。


帰ってきた今でも心地よい余韻がありますよ。


あ、そうそう。オリジナリティとか求められても困るタイプの映画かも。今いろんな人のレビューを見てたら、邦画としては頑張ってるけどパクリじゃん的な意見が多くて。*1確かに、思い返せばツッコミ所はいくつも<%=fn '宇宙人はやっぱりE.T似、味方なのに意味も無くスリルを味あわせてから敵爆破、そして走ってる最中に爆発して空中に飛んだ車が爆発した地点に落下する、金城武はセリフがヘタ、歴史が変わったんだから未来に戻ってもミリが英雄扱いされるどころか過去に行って歴史を変えた事自体信じてもらえないと思われるのにわざわざ宮本を助けにもう一度戻ってこれたのは何故、等々'%>あるけど、俺は最高に面白いと思った。この世界をもっと見ていたいと思った。それは事実。

*1:確かにあのアクションはマトリックスに似てるけど、いろんな映画がパクってるし、既に表現方法として一般化してると思う。金城武の衣装が意味無くマトリックスっぽい黒のロングコートなのがいたずらにパクリの印象を高めてるのでは。