年に何度か

年に何度か書くブログ。昔は日記だった。

★★★☆/妖怪大戦争

終わって出口に向かう人ごみから「やっぱこういう映画に期待しちゃいけないんだなー」って聞こえた。いやいやいや。これ以上何を望む?期待以上に面白かったんですけど。勢いでガーっと行くクライマックスとか凄い好き。ただ、見てる方より作ってる方が楽しい映画ではあると思う。でもそれはそれでいいと思う。
結構豪華俳優陣なのに、特殊メイクが強すぎて全然わかんない。ぬらりひょん(忌野清四郎)と油すまし(竹中直人)とホトちゃんあたりはわかるけど、川太郎(阿部サダヲ)は途中で演技で気付いただけだし、小豆洗い(ナイナイ岡村)はなんとなく確信持てず、近藤正臣とか遠藤憲一とか田口浩正は全然気付かなかった。パンフには「俳優の顔がわかるように苦労した」とか書いてあるのに。あと川姫の太ももがエロい。

面白かったけど、気になる部分もあるね。
子供の頃見た「ゲゲゲの鬼太郎」だと、一反もめんが博多弁だったと思うんだけれど、今作では塗壁が博多弁で、一反もめんはしゃべらなかった(しゃべれないのかも)。
「すねこすり」はもっと可愛く、且つ妖怪っぽいデザインがあったんじゃないかなあ。明らかに人間が「キュー」と言っている様に聞こえるのも気になった。
いつもだけど、雑な部分は凄く雑。
これもいつもだけど、ほぼ全編アフレコな事に割と違和感を感じる。
意味ありげだったけど姉ちゃんの存在は何処へ?

ともあれ、三池映画が好きな人には猛烈に、そうで無い人にはそれなりにオススメ。