職場でのWikiとか課題管理システムとか
id:staki:20060219:1140343599
今の職場でも似た様な事があったので、以前にもちらっとは触れているけどまとめてみる。事実と感想だけですけど。2004年から2005年にかけての話。
Wiki導入
確か最初はid:ke-i-toの働きかけで職場のサーバにASPWiki等を経て最終的にPukiwikiが導入された。とは言っても、積極的に利用していたのはid:ke-i-toと自分だけで、仕事に使えそうなツールを紹介したり、BTSでバグとか要望を管理してみたりとかしていたけどチームも違うので有効利用できているとはとても言えない状態。
Excelに敵わない
結局今の職場は元々Excelでのドキュメント管理に依存しているし、その後はさらに進んでExcelの所定のフォーマットでのドキュメント保存が義務付けられたので、仕様とかをWikiに書き始めたのは完全に勇み足だった気がする。チーム内の他のメンバーも、Wikiの書式はちょっと障壁になってたみたいだし、Ctrl+Sで瞬間的に保存できるExcelから乗り換える理由が無かったんだと、今にしてみれば思ったりもする。
個人で課題管理
結果、個人のToDo的にBTSを使うだけになっていって、それはそれで便利と思いつつ、使い勝手の点で痒いところに手が届かなさを感じるようになっていって、たまたまちょっと手が空いた時に、元々は出会い系的なサイトでもやろうかと思って作っていたCGIを課題管理に使えるようにカスタマイズして使い始めた。
チーム内課題管理システム
それからしばらくして、なんのきっかけだったかチームリーダーに「個人的にこんな事してるんですよー」みたいな感じでそのCGIを紹介する機会があって、興味を持ってくれてチーム内で使おうという事になった。これは割とすんなりみんなが使ってくれるようになった気がする。自由に記入できるWikiと違い、フォームに上から選択・入力していけば良いという方が楽なのと、あとはやっぱりリーダーが使おうと言ったのでメンバーが従ったという側面も大きかったのかな*1。
ユーザーとのやりとりに流用
もう一つ、ユーザーとのQA用に設置したもののこっちはあまり有効に使えていなかった。回答期限を入れておくと、期限が近付くと赤字で「あと2日」とか表示するようになっていたんだけど、そもそも日常的にチェックしてもらわないと意味が無い。登録した時や案件毎の掲示板に投稿があったときはメールが行くので見てくれるんだけど。
より使える課題管理システムに
みんなが使うようになってからは、機能追加の要望があったりしてさらに使いやすいものになっていった。本番移行時に必要な書類に使えるように、Excel出力の機能をつけたりとか、ステータス一括置換機能をつけたりとか。この頃は、PukiwikiやFreeStyleWikiのBTSプラグイン以外のBTSの存在を知らなかったんだけど、後に影舞とかの存在を知った時に、機能的に殆ど同じでびっくりしたのを良く覚えている。
広がる課題管理システム
必要な機能がだいたい揃って日常的に使っいるうちに、チームリーダーが業務改善についての発表をする事になって、題材として課題管理システムを取り上げた事で、チーム外にも知られる事となる。これで興味を持ったいくつかのプロジェクトでも使ってみたいという話になり、自動設置CGIの作成を依頼されたのでサクっと作る*2。中には設置しただけで全然使っていないようなプロジェクトもあるようだけど、今でも徐々に増えているようだ。
その後
課題管理システムを使い始めた時のプロジェクトは今では収束しているんだけど、最終的には400件以上の課題が登録された。この職場に来てから一番まともに回っていたチームだったと思う。それは別に課題管理システムのおかげというわけではなくて、単に作業分担がはっきりしていてみんなが同年代という事の方が大きかったんだけれども。
ちなみに今のチームでは使ってません。基本的に開発をやらせてもらえなくなったのと、自分が入った時にはExcelで課題管理されていたので、なかなか置きかえるというワケには行かなかったりとか。プロジェクト自体に対してのモチベーションも低かったりとか。
Wikiについては全く活用できなかったですね。リンク先の方のように、もうちょっとくだけた感じで使うってのは一つの手ですね。
あと、これ書いてて改めて文章の下手さに凹んだ。